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The Seven Veils

4th mini album『Reminiscence of the Full Moon』より

The Seven Veils

嫌だ 私を舐め回すように見るな
嫌だ 私が一体何だと言うの
嫌だ この夫婦はいつも女が男の言いなり
嫌だ 外の世界 もっと刺激はないの
嫌だ 全身を駆け巡る血が滾るような愛を
嫌だ 誰も彼も 本当の私には興味はない
嫌だ 愛する人 私をもっと見なさい
嫌だ 気味の悪い男共が嫌い やめて
嫌だ どうして父は母よりも私を見るの
嫌だ 愛する人 姿を見せて

私は自由なの
自由に飛び回り 自由に歌う鳥なの
愛を囁き合い 恋の歌を歌う生き物
鳥籠にはもう還らない
愛を捧げたらもう二度と離しはしない─

それなのに

姿を見せない貴方 貴方だけよ
私が求めて名を呼んでも自ら歩み寄ってこないのは
後悔なさい
私が歩み寄れば誰もが必ず虜─

だったはずなのに

嫌だ 背を向けないで 私を見て
本当の私を見て 愛を見て
必ず 必ず奪うから 唇を 全てを
私が必ず全てを注ぐから
私を見て

さぁ 私は今から貴方の為に全てを曝け出す
汚い男に言われるがまま ベールを剥いでいき
素肌を曝す

私の心 見えるでしょう?
素肌の先に 美しい月が照らすその先に
ほらご覧
処女の月は魔性
貴方の唇を赤く染めた
もう離しはしない 欲望の深淵を見よ

銀の皿の上でただの果物と成り果てた貴方は今
私の唇が触れるのを待つだけの林檎と
何も変わりはしないのよ

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