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Johannes de Doper
4th mini album『Reminiscence of the Full Moon』より
私は清く正しい者である
故に乱れた者を常に律し続けねばならない
それが神から与えられし使命なのだから
悔い改めよ 全ての穢れし者たちよ
悔い改めよ さらば私に救われん
今 赦す時が来た
まず穢れを落とすべきは”貴様ら”だ
忌まわしき家族
呪われし一族
私利私欲にかまけ堕落してゆく様は
「悪そのもの」と呼ぶに相応しい
悔い改めよ
”我々”の誇りを守れないものは
皆平等に汚らわしい
”貴様ら”の中でも最も堕ちた存在は
まぎれもなく娘である
近寄るな 名を呼ぶな
忌まわしき娘よ この地から去れ
神の国が近付いた 回心せよ
幾ら言葉や身体で魅了しようとも
穢れた誘惑に魅力はない
遠くから 近くから 最期が聞こえてきた
最期だ
嗚呼神よ これが神の国なのか
今の私には月の使者より与えられし最期が見える
一筋の光と共に降りてきたそれは 私を誘うのだ
嗚呼 最期の時が近付く音がする
冷たい剣の引き抜く音がする
この真暗で私が慕い信じ続けたのは
まぎれもなく神のみである
光差す暗闇の中で 剣先が光るのを感じる
誰の頼みだか知らぬが首などくれてやろう
私の心も魂も既に神に捧げてある
あの美しい娘などには一片とてくれてやらぬ
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